皆さんこんにちは!
アサノ塗装、更新担当の中西です。
第3回塗装工事雑学講座
テーマ:塗装の基本工程と下地処理のポイント
前回は塗装工事の種類と特徴をご紹介しました。今回は、実際の施工で最も大切な下地処理から塗装の基本工程までを解説します!
目次
下地処理の重要性
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塗膜の“寿命”と“仕上がり”は、下地処理の品質で決まります。
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汚れ・旧塗膜・カビ・チョーキング(白亜化)をしっかり除去し、塗料の密着性を高めましょう。
◎ 高圧洗浄
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外壁や屋根の汚れ・藻・コケを水圧で徹底的に洗い流します。
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洗浄後は十分に乾燥させてから次工程へ。
◎ ケレン(さび落とし)
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金属部分のサビや旧塗膜をワイヤーブラシやサンダーで除去。
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目荒らしを行い、塗料の食いつきを良くします。
◎ クラック補修
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ひび割れ(クラック)はシーリング材やモルタル補修材で埋め、平滑に整形。
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大きな割れは補修後に再度プライマーを塗布して強度を確保。
プライマー(下塗り)の役割
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下地との密着を高め、上塗り塗料の性能を最大限に引き出す必須工程。
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吸い込みが激しいモルタル壁には、シーラー系プライマーを使用するとムラなく塗布できます。
中塗り・上塗りのポイント
◎ 中塗り
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塗膜の厚みを確保し、色ムラを整える工程。
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1回目の上塗りと同等の塗料を使用し、規定の塗布量(㎡あたりの使用量)を守って均一に塗装。
◎ 上塗り
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最終仕上げ。塗膜の美観と耐候性を左右します。
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ローラーと刷毛を使い分け、コーナーや細部は刷毛で丁寧に。
乾燥・養生と仕上がりチェック
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各工程後は、気温・湿度に応じた十分な乾燥時間を確保。
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養生シートやテープを外す前に、塗り残し・垂れ・ゴミ噛みがないか最終点検を行います。
まとめ
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高圧洗浄・ケレン・クラック補修で下地を徹底整備
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プライマーで密着性アップ
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中塗り・上塗りは規定量と技術でムラなく美しく
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乾燥・点検を怠らず、完璧な仕上がりを目指す
下地処理と塗装工程の丁寧さが、塗膜の耐久性と美観を大きく左右します。ぜひ参考にしてみてくださいね!
次回の第4回は「長持ちさせるメンテナンス術:定期点検から再塗装のタイミングまで」をお届けします。どうぞお楽しみに!